
セックスレスで悩んでいるのは、男性ばかりではありません。
既婚女性の中にも、夫からセックスを拒否されてモヤモヤしながら結婚生活を送っている人たちはたくさんいます。
女性にとってのセックスレスは、性欲が満たされないという問題だけでなく、拒否されたという精神面でのツラさも大きく、深刻化すると離婚に発展するケースも少なくありません。
また友達や家族に相談したくても、悩みの内容が内容なだけに、誰にも相談できず1人で苦しんでいる既婚女性もいます。
しかし、セックスレスというだけで離婚をするのは気が引ける、そもそも離婚できるのか、と不安に思っている人も多いでしょう。
そこで、セックスレスと離婚について、再構築したい場合と離婚を考えている場合の、2つのパターンで深堀りしました。
セックスレスは、期間が長くなればなるほど解決が難しくなります。
早めに悩みを解決して、楽しい毎日を取り戻しましょう。
セックスレスになっている夫婦の特徴
コミュニケーションが少ない
セックスレスになる夫婦は、キスやハグ、手を繋いだり腕を組んだりといった、体を使ったコミュニケーションの習慣がありません。
セックスは急に始まるのではなく、キスなどの軽いコミュニケーションから始まるのが一般的です。
その入口であるコミュニケーションがないので、セックスに至る機会がありません。
このような状態になるまでには、妻の妊娠や出産、性格の不一致、元々淡泊な性格など、家庭によって理由はさまざまです。
また体のコミュニケーションだけでなく、会話が少ない夫婦もセックスレス夫婦の特徴です。
日頃から、会話する時間がない、顔を合わせてもゆっくり話す習慣がない夫婦も、セックスレスになりやすい傾向にあります。
ケンカが多くても、日常的によく会話をしている夫婦は、セックスレスにはなりにくいので、日頃のコミュニケーションと会話はとても重要です。
妊娠中か子供が小さい
奥さんが妊娠中か出産直後、もしくは授乳中などは女性の性欲は激減します。
ホルモンバランスが崩れることが影響している場合もありますが、産前産後は単純に体調が思わしくない日も多いですし、疲れやストレスも溜まっています。
授乳中には、まとまった睡眠が取れないほど子育てに忙しいので、セックスなどしている余裕がない女性がほとんどです。
この時期からセックスレスになる夫婦は多く、この時期に不倫に走る夫が多いのも事実です。
それには、セックスができないという理由だけでなく、奥さんがストレスでイライラしたり口うるさくなったりすることも関係しています。
授乳が終わっても、子供が小さく手がかかる時期は、夫にかまっていられない妻が多く、夫婦は会話もままならない時期になります。
この時期もセックスレスになりやすく、そのままセックスをしなくなる夫婦も少なくありません。
夫婦それぞれが自立しすぎている
夫婦がそれぞれ自立していると、良い関係が築けそうなイメージですが、お互い自立しすぎているのは問題です。
自立しすぎている夫婦の特徴には、次のようなものがあります。
・財布が完全に別々になっている
・寝室が別で一緒に寝ることはない
・パートナーがいなくても不自由なく生活できる
・ライフスタイルが違い顔を合わせる時間が少ない
・お互い仕事に熱中している
・悩みや不安などを相談することがない
このような特徴がある夫婦は、仲が良くてもセックスレスになりやすい傾向にあります。
それぞれ自立した生活が長くなっていくと、男女というより家族や同居人のような関係になっていき、セックスをする雰囲気になりにくいのです。
友達のように仲が良い
仲が良ければセックスレスにならないように感じますが、実は友達のような関係になると、セックスをするのが気恥ずかしくなり、そのうちセックスレスになっていきます。
周囲から見ると「いつも仲が良くて羨ましい」と言われるような夫婦でも、どちらかがセックスレスで悩んでいるということも少なくありません。
よく会話をする、同じ趣味を持っている、常に一緒に行動する、お互い子供中心で生活している、といった絵に書いたような幸せ家族でも、実は…ということは多いものです。
このタイプの夫婦は、友達のように仲が良いのですが、お互いの体に触れ合うことが極端に少ないのが特徴です。
どちらかが淡泊か経験が浅い
夫婦のどちらかが性に対して淡泊だと、いずれセックスレスになるのは当然です。
また、どちらかがセックスの経験が極端に浅く、相手を満足させられない場合も、お互いがセックスに楽しさを見い出せず、いずれセックスレスになってしまいます。
例えば、夫の経験が浅いと、女性は快楽を得られず痛みを感じることすらあります。
痛みや不快感しかないようなら、セックスをしたくなくなるのは普通の感情です。
逆に、妻の経験が浅ければ、夫が少し変わったことに挑戦しようと思っても拒否されるので、ノーマルなセックスばかりになり、いずれ飽きがきてしまいます。
セックスは、快楽や楽しさがあるから何度もしたくなるのです。
そうでなければ、ただ苦痛なだけの行為になってしまうので、セックスレスになるのは時間の問題です。
お互い忙しく疲れている
お互い、仕事や育児で忙しく、日頃からコミュニケーションを取る時間がないのも、セックスレスになりやすい夫婦の特徴です。
疲れて深夜に帰宅する毎日を送っていると、セックスをする気力が徐々になくなっていきます。
また勤務時間は短くても、仕事で人間関係などの大きなストレスを抱えていると、性欲が湧かなくなるものです。
寝る時間がないほど育児が忙しい時期も、セックスをする気分にはなりにくいものです。
このような状態が長くなると、セックスをするきっかけがなくなり、そのままセックスレスに突入していきます。
新婚時から容姿が変わりすぎている
お互い、もしくは夫婦のどちらかが、結婚した頃に比べて、容姿があまりにも変わりすぎているのも、セックスレス夫婦によくある特徴です。
具体的には、面影がないほど太った、メイクやおしゃれをしなくなる、薄毛になる、態度が図々しくなる、年齢以上に老け込むといった変化です。
容姿が変わりすぎると、異性としての魅力がなくなり、相手に性欲が湧かなくなってしまいます。
この感情は、愛情とは別物である場合も多く、好きだけど抱けないという気持ちになる人もいます。
もちろん、容姿が変わりすぎたことで、相手への愛情がなくなってしまうことも少なくありません。
愛情がなくなるとセックスをする気も失せてしまうので、セックスレスになってしまいます。
そもそもパートナーに愛情がない
結婚生活を送っている中で、パートナーへの愛情がなくなるとセックスする気になれずレスに突入します。
どちらかの愛情が薄れたり、お互いパートナーに興味がなくなったりすると、会話もコミュニケーションもなくなり、セックスに至ることもなくなります。
パートナーに愛情がなくなる原因は、価値観の違い、容姿の変化、暴言やヒステリー、両親の文句やセックスを拒否されたショックなどさまざまです。
同じ家に住んでいるのに、心はまったく別の場所にいるような夫婦は、セックスレスになり問題が解決することはないでしょう。
どちらかが不倫をしている
夫婦のどちらかが不倫をしていると、性欲が外で満たされているので、夫婦間でのセックスが減っていき、いずれセックスレスになります。
不倫が原因でセックスレスになるのは、単にパートナーとのセックスが面倒になるケースもありますし、不倫相手への配慮でセックスをしなくなるケースなどもあり、状況はさまざまです。
他にも、パートナーの不倫を知ったことが原因で、セックスができなくなる人もいます。
特に、不倫相手とのツーショット写真を見たり、セックスに関する生々しいやり取りを見たりすると、その後の夫婦関係に影響を及ぼします。
不倫相手とのセックスを想像すると、パートナーに汚いという感情が起きる人も多く、そのままセックスができずレスになっていくのです。
セックスレスが原因で離婚したいとまで思ってしまう女性が本当に抱えている不満
女性として見てもらえない空しさ
セックスを拒否されるのは、女性としてだけでなく人として否定されたような気分になります。
口では「疲れているだけ」だと夫に言われても、自分に魅力がないからだと自分を責めるようになります。
女性は、いくつになっても女として必要とされたいと思っています。
しかし、家事や育児に追われていると、おしゃれやメイクに時間を掛けることができず、女らしさがなくなっていることも理解しています。
女でありたい気持ちと、女のままではいられない現実とのジレンマで悩んでいる中、夫からセックスを拒否されると、どうしようもなく空しい気持ちになります。
家族のために頑張れば頑張るほど、女でいられなくなり、それでセックスを拒否されるのは本当にツラいものです。
旦那が不倫をしているのではないかという疑惑
セックスを拒否されるということは、旦那は他の女性で発散しているのかもしれないと疑うのは当然の流れです。
しかし、セックスを拒否されているというショックから、不倫について問い詰められない女性も多く、モヤモヤした気持ちを持ち続けたまま生活を送ることも少なくありません。
夫に不信感を持ったまま暮らすのは、とても苦しいものです。
夫の帰りが遅くなるとビクビクして、帰宅するまで「不倫しているの?そんなはずないよね」「私の何がいけないの?」などと、自問自答を繰り返さなくてはいけません。
セックスレスは、女性をここまで追い詰めることもあるのです。
単純な欲求不満
性的に欲求不満になるのは、男性だけではありません。
女性も、セックスがなくなると欲求不満になり、それをぶつける方法も分からず悶々とする毎日を送ることになります。
特に、年齢が上がって子供の手が離れた、30代後半から40代以上になると、気持ちに余裕も出てきますし性欲もアップするので、セックスレスを苦痛に感じる人が増えます。
極論ですが、男性には風俗がありますが、女性には不倫でもしなければ発散する場所がありません。
この状況も、セックスレスの女性を悩ませる原因になります。
どう解決すべきか分からない戸惑い
セックスレスの問題は、夫にどう切り出せばいいのか分かりませんし、問い詰めると逆にプレッシャーになって問題が深刻化するのではないかと不安になり、解決策が見えなくなってしまいます。
悩んでいるのに夫に相談できない、口にもできないというのは、夫婦としてツラいものです。
夫に理由を聞きたくても、女性の方から「どうしてセックスしてくれないの?」などと聞くのは、惨めすぎて余計にツラくなります。
またセックスレスの問題は、他人に相談しにくいのも、解決策が見えず不安になる原因です。
相談する人を間違うと、変な噂を立てられたり、笑われて余計に傷ついたりすることもあるので、誰にも相談できず1人で悩みを抱え込んでしまいます。
何も知らない周囲からのプレッシャー
子供がいない夫婦や、1人目が2~3歳になった夫婦は、周囲の人から「子供は?」「2人目は?」というプレッシャーを度々受けることがあります。
相手はセックスレスを知らないとはいえ、夫からセックスを拒否されると言うわけにもいかず、モヤモヤしたまま曖昧な返事をすることになります。
特にツラいのが、夫の母親からのプレッシャーです。
夫からセックスを拒否されるのが原因で子供ができないのに「孫はまだなの?」「そろそろちゃんと考えたら?」などと、自分が悪いように言われるのは、怒りや悲しさで感情がグチャグチャになってしまいます。
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セックスレスが原因で離婚したくても夫のことを嫌いにならずに済む方法
ストレス発散する方法を見つける
セックスレスになると、自分を受け入れてくれない夫に対して、怒りの感情が湧きストレスが溜まっててくるものです。
しかし、相手を憎んでも状況は悪くなるばかりなので、上手くストレス発散する方法を見つけるようにしましょう。
すぐにできるストレス発散の方法は、軽い運動です。
ウォーキングや軽いランニング、ヨガや筋トレなどもおすすめです。
スポーツを始めるときは1人でもいいのですが、ジムやスクールに入会する方が続きますし、新しい人との出会いも良い刺激になります。
セックスレスの原因があなたの容姿にあれば、トレーニングすることで解消できるかもしれません。
運動が苦手なら、カラオケ、ハンドメイド、カメラなどがいいでしょう。
没頭できるものや、外に出なくてはできないものにすると、新鮮な気持ちを味わえてリフレッシュできます。
自分を磨いて自信を取り戻す
夫にセックスを拒否されると、自分に自信がなくなってしまうものです。
このような状況になると、拒否された寂しさや虚しさを軽減させるために、夫を嫌いになってしまう人もいます。
そうならないためには、自分に自信を取り戻すことが必要です。
自分に自信がつけば、夫が自分を否定したのではなく、夫の精神状態や体調などが理由だと冷静に考えられるようになります。
体型が変わった人は、ダイエットをしてみるのもいいですし、ファッションやヘアスタイルを変えて、イメージチェンジをするのも楽しいものです。
ただし、この場合の自分磨きは、夫に振り向いてもらうためではありません。
夫に期待して自分磨きをすると、受け入れてもらえないとき余計ショックを受けることになります。
夫への感情は一旦忘れて、楽しく自分磨きを始めてみましょう。
夫以外との恋愛を楽しむ
夫以外と恋愛を楽しむ「プラトニックな婚外恋愛」をするのも、夫を嫌いにならずにリフレッシュできる方法のひとつです。
婚外恋愛は、いわゆる不倫なのですが、体の関係を持たず食事や軽いデートをする程度のプラトニックな恋愛でも、十分気分転換ができます。
また特定の人に会うときワクワクしたり、その人にキレイに見られたいと自分を磨いたりすることで、毎日にハリが出てきます。
他の男性に好意を持っているという罪悪感から、夫への少々の不満は帳消しにできるようになるので、夫婦関係もスムーズにいき始めます。
恋愛関係にまで至らなくても、好きな人ができるだけで女性は気分が良くなるものです。
家庭以外に目を向けて、素敵な男性を探してみましょう。
ただし、プラトニックじゃなくなると、ただの不倫になってしまうので、相手にハマりすぎないよう注意してください。
夫は同居人と割り切る
セックスレスになったものの、離婚までは考えられないのなら、夫は同居人なのだと割り切って考えると、感情が乱されることが減ります。
夫だと思うから、セックスを拒否されれば悲しくなりますし、いつか変わってくれるのではと期待してしまいます。
しかし、同居人だと割り切れば、夫の言動に気持ちが左右されることが激減します。
一度、冷静に現状を見つめて、夫との心の距離を置いてみましょう。
夫には、いい意味で何も期待せず、精神的に自立して自分ひとりでできる楽しみを見つけてください。
「夫婦は〇〇でなければいけない」という考え方も、思い通りならないと悲しくなってしまうので、考え方を改めてみましょう。
夫婦はさまざまな形があっていいのです。
友達のように、一定の距離を置いてお互い自立して人生を楽しむ夫婦になれれば、セックスレスになっても相手を責めることは減っていきます。
没頭できる趣味を持つ
気分を切り替えるには、没頭できる趣味を持つのがおすすめです。
「趣味が見つからない」という人は、次のようなことを試してみてください。
・とりあえずジムやスクールなどに入会してみる
・少しでも興味のあったことをすべて試してみる
・以前楽しんでいた趣味を再開する
・友達の趣味に付き合う
・今までまったく縁のなかった趣味に挑戦してみる
・夫の趣味に挑戦してみる
・副業を始める
趣味は、すぐに見つからなくてもいいので、色んなことに挑戦してみましょう。
これまでインドアな趣味しかなかった人は、思い切ってアウトドアな趣味に挑戦してみるのも面白いものです。
できれば、1人でできる趣味より、外に出て複数で楽しめる趣味を持つ方が、刺激があってリフレッシュできます。
新しい出会いがあると、夫を冷静な目で見れるようになるので、良いところを再確認できたり、夫の本当の気持ちに気付けたりすることもあります。
仕事や資格取得に没頭する
夫への気持ちを薄れさせるには、仕事や勉強に没頭するのもおすすめの方法です。
今まで、特に情熱を持って仕事をしていなければ「その道のプロになる」という気持ちで、仕事に熱中してみましょう。
仕事に関連する資格を取るのもいいですし、興味があった資格の勉強をスタートするのもいいでしょう。
夫に対してモヤモヤした気持ちを持ち続けるより、他のことに目を向けた方が、生活は楽しくなります。
そんなあなたを見て、夫の気持ちにも変化が出るかもしれません。
あなたが熱中できそうなことを積極的に探して、自分自身の人生を充実させることに注力してみてください。
夫と趣味を共有する
セックスレスの問題は一旦忘れて、夫の趣味を一緒に楽しんでみるのもおすすめです。
夫に趣味がなければ、一緒に新しい趣味に挑戦してみるのもいいでしょう。
例えば、同じジムに入会して、週に数日ジムに通ってみましょう。
一緒に同じ目的を持てば、相手への怒りは徐々に減っていきますし、同じ趣味を持つと、あなたが他の人と話している所などを、夫に見せる機会もできます。
あなたが他の人に接しているのを見ると、夫の気持ちに変化が出ることもあるので、一緒に外に出て活動してみましょう。
感情をアウトプットする
セックスレスの問題は、1人で抱え込むことでどんどん深刻になっていきます。
気軽に相談できる内容でもないので、気持ちをアウトプットする機会がなく、ツラい気持ちは大きくなっていく一方でしょう。
誰にも相談できず、どうしてもツラくなったら、匿名性の高いインターネットを活用しましょう。
ブログやSNSで、自分の気持ちをアウトプットすると、思考も整理されるので気持ちが落ち着いてくるはずです。
同じ悩みを抱えている人とつながることができれば、自分だけじゃないという気持ちが湧いてくるので、気持ちが軽くなり夫への怒りの感情が薄れていきます。
家を空ける機会を作る
夫にとって、あなたは「居て当たり前の存在」です。
毎日帰ってくれば家にいて、いつでも呼べば返事をする存在です。
そうなると、問題があっても「明日話せばいい」「週末話しを聞いてあげよう」と伸び伸びになって、問題が解決しないままになりがちです。
そこで、可能なら友達との飲み会や旅行などで、家を空ける機会を作りましょう。
夫の顔色を伺いながら待ってばかりいるより、外で思いっきりリフレッシュした方が、夫婦関係も上手く行き始めます。
ただし、当てつけのように外出ばかりするのはNGです。
夫婦間の溝が広がってしまうことがあるので、やりすぎないよう注意してください。
セックスレスが原因で離婚したい女性が離婚成立させる前に準備すること
経済的に自立する
女性が離婚した場合、一番に悩みの種になるのが経済的な問題です。
あなた1人ならいいのですが、子供がいる場合は経済的に困窮して離婚を後悔する人も多いので、離婚前に問題をクリアしておくと安心です。
現在、離婚しても困らないほどの収入がある人はOKです。
そうでない人は、離婚の話をする前に経済的に自立しておきましょう。
DVやモラハラなど、一刻も早く離婚した方がいい理由がなければ、しっかり準備をして離婚するのが賢明です。
経済的な自立を進めることで、夫への気持ちに変化が出ることもあるので、まずは自分だけで生活できる収入を確保しましょう。
子供が小さい、病気がちなどの理由で仕事ができないなら、在宅でできる仕事や内職などを見つけておきましょう。
他にも、受け取れる手当などを調べておくと安心材料が増えます。
本当に離婚するのがベストか考える
離婚の準備をする前に、本当に離婚するのがベストな選択なのか、一度じっくり考えてみてください。
衝動的な離婚や、問題から逃げたいだけの離婚は、後悔につながるので注意が必要です。
家庭内のことは、ひとりで考えると視野が狭くなってしまうので、信頼できる人に相談してみるのも思考を整理するには良い方法です。
可能なら、立場の違う複数の人たちの話を聞く方がいいので、積極的に外に出て他の人の考え方を聞いてみましょう。
セックスレスだという悩みは言わなくてもいいので、離婚や結婚生活について第三者の意見を聞くだけでも、今後の決断のヒントになります。
離婚後の生活を具体的に想像する
離婚で後悔しないためには、離婚前に将来のことをしっかり考えなくてはいけません。
住む場所はどうするのか、仕事はどうするのか、離婚すれば今抱えている問題は解決するのか、などを何度も自問自答してみましょう。
離婚後の生活について具体的に考えていると、本当に離婚を切り出すべきかどうか、ベストな時期はいつかが見えてきます。
また離婚する前には、必ず思いつく限りの改善策を試すようにしてください。
改善策を試さず離婚すると「あんな風にしておけばよかった」「こうすれば上手くいったのかもしれない」などと後悔することがあります。
夫と可能な限り話し合う
離婚まで考えているのなら、夫とじっくり話す時間をできるだけたくさん取りましょう。
可能なら、自宅ではなくどこかゆっくり話せる場所に出かけた方が、有意義な話し合いができます。
他人に話を聞かれたくなければ、ドライブに出かけて車内で話し合ってもいいでしょう。
子供がいれば、信頼できる人に預かってもらい、夫婦のみで話し合いに集中できる環境を整えてください。
忙しい毎日のついでに話し合うのではなく、話し合うための時間を取って、お互いが冷静に気持ちを伝え合えるような場を何度か設けてみると、今後の決断がしやすくなります。
離婚できるケースなのか確認する
夫に離婚を切り出したとき、すぐに同意してくれれば、どんな理由であれ離婚はスムーズに成立させられます。
しかし、夫が離婚に同意しない場合は、正当な理由がなければ協議離婚などで離婚を成立させるのは難しいでしょう。
例えば、セックスレスで夫婦関係に溝ができていても、次のような理由では離婚できない可能性が高くなります。
- 夫が病気や体調不良でセックスができない場合
- 仕事が忙しくセックスに応じられなくてもしょうがないと判断される場合
- 精神的な理由でセックスができない場合
- 夫婦関係が破綻していないと判断される場合
上記のような状況なら、妻がどんなにストレスや不満を抱えていたとしても、夫が合意しなければ離婚できない可能性が高いのです。
離婚すると決断したら、まずは夫が離婚をする気があるのか確認しましょう。
夫も離婚すると言ってくれれば、離婚届を出せば離婚が成立します。
夫が離婚に反対したら、なぜセックスをしないのか理由を聞いてみてください。
セックスレスの理由次第では、離婚できないので他の方法を考えなくてはいけません。
セックスレスの証拠を集める
夫に離婚を拒否されたにも関わらず、どうしても結婚生活が苦しく離婚したい場合は、セックスレスの証拠集めをしましょう。
単にセックスレスという理由ではなく、結婚生活を継続するのが難しいという証拠になるのが、次のようなものです。
- 夫婦の生活状況を記したもの
- 話し合いの内容(夫が妻の不満を理解しているかどうかを含む)
- 日記、拒否されたことなどを記載
これらは夫が離婚を拒否し続けて、裁判になったときに必要になります。
夫婦の生活状況というのでは、夫が何時から何時まで仕事をしており、休日はどのように過ごしているかが分かるものです。
手書きでいいので、帰宅時間や休日の過ごした方を詳細に記録しておきましょう。
これは、夫がセックスに応じる余裕があるのに、怠慢によって応じていないという証拠になります。
話し合いの記録やセックスを拒否されたときの状況も、日記という形で残しておくと夫婦関係が破綻しているという証拠になります。
冷たく拒否されている、暴言を吐かれるといったことがあれば、協議離婚や裁判になったとき有利です。
弁護士に相談する
離婚の話しがこじれるようなら、弁護士に相談するのがベストです。
セックスレスは離婚の理由としては弱いので、夫が拒否した場合、いつまでも離婚できずくるしい想いを抱えて生活しなくてはいけません。
もう、完全に夫との離婚を決断しているのなら、弁護士に相談して専門家の意見を聞いて、着実に離婚に向けて動き出しましょう。
セックスレスの場合でも、慰謝料を請求できるケースもあるので、その点もしっかり確認してみてください。
男性の弁護士に相談するのが嫌なら、女性の弁護士を探すと話がスムーズに進みます。
セックスレスが原因で離婚したい既婚女性が離婚を成立させるために説得する方法
証拠を見せて冷静に気持ちをぶつける
既婚男性は、自分の仕事や生活に精一杯になると、妻の気持ちに無頓着になることがあります。
あなたがどんなに悲しんでいても、夫はそれほど重大な問題として捉えていない可能性があるということです。
夫にセックスレスの辛さを訴えても「一時的に構ってほしいと思っているだけだろう」「ドラマでも見て影響されたんだろう」という程度にしか受け取らない男性も少なくありません。
そう思わせないために、セックスレスの証拠や、その都度どんな気持ちだったのかを記載した日記などを見せて、これほど辛い想いをしていると伝えてみてください。
感情的になると、男性は話し合いを終わらせようとするので、できるだけ落ち着いて冷静に話し合ってください。
真剣な気持ちが伝われば、夫の気持ちにも変化が出てくる可能性があります。
離婚に応じてくれない理由を把握する
夫が離婚に応じてくれないのには、彼なりの理由があるはずです。
その理由を把握しなくては、見当違いな説得になってしまいます。
例えば、あなたの離婚への気持ちが衝動的なもので、そのうち心変わりするとおもっているのなら、どれだけ本気か伝えなくてはいけません。
世間体を気にしているのなら、他人はそれほど他人の離婚に興味がないことを伝え続ける必要があります。
このように、彼が納得してくれるような材料を準備しなくてはいけないので、どうして離婚したくないのか、その理由を知ることが説得の第一歩になります。
しばらく別居する
どうしても話が平行線になる場合は、別居するのも離婚への第一歩になります。
一度離れてみることで、お互いが冷静に考えられるようになりますし、夫も「もう離婚に応じよう」という気が湧いてくる可能性もあります。
あざとい方法ですが、夫を孤独にすることで不倫に走る隙を与えるという考え方もできます。
夫が不倫を始めてくれれば、離婚はスムーズに進むでしょう。
夫の心境に変化がなくても、別居が長くなれば、夫婦関係が破綻しているとみなされて、離婚が成立することがあります。
ただし、再構築したい気持ちが少しでもあれば、別居はおすすめできません。
セックスレスの場合、距離を置いてお互いの気持ちが再燃することはほとんどありません。
別居をするなら、本当に離婚したいのか、ただ夫に愛されたいだけなのか自問自答して、考え方が固まってから実行してください。
また、別居しても婚姻関係にあれば夫から生活費をもらえるのですが、離婚したくない、別居をしたくない、という理由で支払わない人もいます。
経済的に苦しくなると、別居は長く続けられないので、実家を頼るか金銭的に余裕を持って、別居に踏み切ってください。
離婚しない場合のリスクを伝える
夫が離婚しないのは、どんな理由であれ「結婚している方がメリットがある」と思っているからです。
しかし、心が離れた夫婦が結婚生活を続けるには、デメリットもたくさんあります。
そのデメリットの方を、冷静に相手に伝えると、気持ちを変えることができる可能性があります。
離婚しないデメリットとしては、年齢が上がって離婚になったら再婚相手が見つかりにくいこと、毎日の生活がお互い苦しくなること、などが挙げられます。
これらは、思いつきで話すより紙などに書き出しておいた方が、無駄な話し合いが避けられます。
夫の性格を考慮して、どんなデメリットが一番刺さるか考え、それを分かりやすく伝えてみましょう。
夫が根負けするほど何度も話し合いをする
少々強引な方法ですが、夫が離婚したいと思うほど、頻繁に話し合いを持ちかけるのも、相手を説得する方法のひとつです。
仕事で疲れていても、休日ゆっくりしたくても、妻から離婚の話し合いを何度も持ちかけられたら、男性は逃げ出したくなってきます。
話し合いを拒否されたら、その事実も日記に書いて夫婦関係が破綻している証拠として残してください。
このような生活を続けていれば、夫は根負けして離婚を受け入れてくれるでしょう。
第三者を入れて離婚の話しを進める
夫がどうしても離婚に応じてくれない場合や、話し合いをはぐらかされる場合、または離婚の話をするのに恐怖を感じる場合は、第三者を入れて話し合いをしましょう。
信頼できる第三者でもいいですし、弁護士やカウンセラーなどでもOKです。
どちらかの意見に偏る心配のない人を頼って間に入ってもらい、夫婦で冷静に話し合って解決策を見つけてください。
第三者が入ると、夫は逃げることも暴力をふるうこともできないので、有意義な話し合いができるでしょう。
ただし、夫のプライドが高い場合は、知り合いを入れると激昂して余計に話がこじれることがあるので、弁護士など肩書きのある人を頼ってください。
セックスレスは早めに決着させよう
セックスレスの問題は、先延ばしにしたからといって解決するものではありません。
何年か経って、急に夫婦でセックスを楽しめるようになることは本当に稀なケースです。
多くの場合、セックスを望んでいる方が苦しくなり、いずれ夫婦関係への亀裂に発展していくことがほとんどです。
夫からセックスを拒否されて、人格を否定されたようで苦しい、女としてダメだと言われたようで悲しいと思っているなら、早めに行動を起こして問題を解決しましょう。
放置していると、自尊心はボロボロになり、幸せな結婚生活とは程遠い暮らしを続けなくてはいけなくなります。
あなたらしく、笑顔でいられる毎日を送るために、今日できることから始めてみてくださいね。