
自分が浮気して離婚しようとすると、難しい問題がいくつか出てきます。
また、自分が浮気して離婚した人ほど、離婚して後悔することが多いというデータもあります。
浮気相手がいて、配偶者と離婚したいとおもっているなら、話し合いの条件やポイントなどを知って、離婚話を進める参考にしてください。
また、浮気した側が離婚した後に直面する問題や、離婚できなかったときの気持ちの鎮め方も紹介しています。
離婚が上手くいっても、離婚に至らなくても、あなたが後悔しないために最後までチェックしてくださいね。
自分が浮気して離婚したい…その願いが叶う可能性は?
配偶者の愛情も薄れていれば離婚の可能性は高い
夫婦は、片方の愛情が薄れているとき、もう片方も同じように愛情を持てなくなっていることが多いものです。
もし、これまでの結婚生活で、配偶者に愛情が薄れていることが浮気につながっていたとしたら、配偶者の方も離婚が頭をよぎっているかもしれません。
その場合は、離婚の話し合いは比較的スムーズに進むでしょう。
ただし、離婚の話し合いの前に浮気がバレてしまうと、配偶者を感情的にさせてしまうので、離婚話はこじれることがあります。
愛情が薄れていた相手でも、浮気をしていて他に恋人がいることが分かると、急に手放したくない気持ちになってしまうことがあります。
また、相手だけが幸せになるのが許せなくて、離婚に同意したくなくなる人もいるでしょう。
どのような感情になるにせよ、お互い愛情が薄れている状態で、かつ浮気がバレていなければ、スムーズに離婚できる可能性はかなり高いでしょう。
配偶者からの愛情が感じられなければ、浮気がバレる前に離婚を切り出してみてください。
浮気がバレた状態で離婚しようとすると離婚しづらくなる
浮気がバレた状態で離婚しようとすると、かなり不利な状態での離婚になるか、最悪何年も離婚できなくなるケースもあります。
原則として「浮気や不倫をした側=有責者側」から離婚を申し立てることはできません。
そのため、配偶者に離婚の意思がなければ、自分勝手に離婚の話し合いを進めることができないのです。
弁護士を入れて話し合いをしようとしても、あなたが有責者の場合は話し合いが平行線になってしまうことも珍しくありません。
浮気がバレていると、法的な面でも離婚は難しいのですが、感情的な面でもスムーズな離婚が望めなくなります。
人は、浮気相手がいると分かると、途端に相手への執着心が出てきてしまいます。
「自分の配偶者を他の人に取られたくない」という気持ちが強くなってしまうのです。
こうなると、離婚を了承してもらうのは、かなり難しくなります。
また、浮気していた配偶者に憎しみを持ってしまった配偶者は、相手が幸せになるのを阻止しようとすることもあります。
自分が離婚したら、浮気相手と幸せになるとおもうと、離婚に応じたくないという気持ちになってしまう人もいます。
浮気を知った配偶者が、精神的に病んでしまった場合も、離婚はかなり難しくなるでしょう。
浮気をされた方は、とても大きな心労を抱えることになります。
自分が全否定されたような気持ちになり、生きていくのが難しいとさえ思う人もいます。
このような状態では、離婚の話を進められなくなるので、状況を変えるのがかなり難しくなるでしょう。
感情的にならず賢く冷静に動くと離婚の道筋が立ちやすい
離婚の話し合いは、感情的になるほどこじれてしまいます。
配偶者にも感情があるので、あなたの感情をぶつければ、相手も感情的になって話しがいつまでも平行線になってしまいます。
もし、確実に離婚に向けて話を進めたいとおもうのであれば、とにかく冷静に賢く立ち回ることが大切です。
まずは、どんな切り口で離婚を切り出すのがベストなのか考えてください。
配偶者が納得しやすい切り口で、落ち着いて話しを始めると、相手も話し合いに応じてくれやすくなります。
そのときに、正直な人は浮気相手や好きな人がいると言いたくなるかもしれません。
しかし、話し合いをスムーズに進めるなら、言わないのがベストです。
知らない方が、配偶者の心労を最小限に抑えながら離婚できるので、思いやりだとおもいましょう。
ただし、自分の都合の良いことばかり考えていても交渉は上手くいきません。
相手が納得してくれるような案を提示しなくては、相手は離婚に応じてくれません。
配偶者には、金銭的に誠実に対応して、離婚後の生活が苦しくならないような提案をしてください。
とにかく冷静に、正しい交渉をすれば、離婚できる可能性はかなり高まります。
浮気相手と早く一緒になりたくて焦るのはNG
浮気相手がいると、一刻も早く一緒になりたくて、焦って離婚しようとする人がいます。
しかし、焦って行動すると、必ずどこかで失敗します。
離婚の話し合いは、とてもデリケートなものです。
冷静さを失ってしまうと、上手くいったはずの話し合いも上手くいかなくなってしまいます。
浮気がバレていなくても、配偶者が焦っているあなたを見て、疑い始めることもあるでしょう。
そこで浮気がバレてしまうと、離婚できなかったり、離婚できても周囲の人たちから冷ややかな目で見られたりすることがあります。
できるだけ不利な状況にならずに離婚を進めたいのであれば、少々期間が掛かっても焦らずじっくり話し合いを進めていきましょう。
配偶者の心情にも配慮して、相手が受け入れてくれるような話の進め方をするのも大切です。
自分のことばかり考えていると、結果的に離婚までに相当な時間が掛かったり、望んでいた結果が得られなかったりするので気を付けてくださいね。
子どもや両親の年齢でも離婚できる確率は変わる
離婚できる可能性は、子どもや両親の年齢や健康状態でも変わってきます。
子どもが自立していれば、離婚の話し合いは比較的スムーズに進みやすくなりますが、まだ幼い場合は配偶者が離婚に賛成してくれないことも多いでしょう。
ひとりで幼い子どもを育てるのは、誰でも不安なものです。
子どもへの悪影響なども考えると、すんなりと離婚を受け入れられないのは当然ですよね。
また、両親の状態でも離婚できる確率は変わります。
両親が高齢な場合や、体を悪くしている場合は、心労をかけたくないと考えるでしょう。
それは、配偶者も同じです。
あなたの両親は元気でも、配偶者の両親に不安要素があれば、離婚に応じてくれないこともあります。
子どもや両親のことが原因で離婚が難しい場合は、配偶者が安心できるだけの金銭的なサポートが必要です。
慰謝料や養育費なども、相場より多めに支払う提案をすれば、相手を安心させられて離婚の話し合いがスムーズに進むこともあります。
しかし、配偶者が子どもや両親の精神的な負担を心配している場合は、なかなか離婚の話を進められないでしょう。
浮気した自分から「離婚したい」と申し出て別れを成立させるための条件
全面的に相手の要求を受け入れるとスムーズ
離婚の話し合いをスムーズに進めたい場合は、相手の要求を全面的に受け入れた方がいいでしょう。
希望があれば親権を配偶者に渡し、満足してもらえるだけの慰謝料と養育費を提示できれば、離婚までの道のりは比較的スムーズに進みます。
すべての要求を受け入れるのが難しくても、可能な限り誠意を持って対応する姿勢を見せて、それをしっかり行動で示せば、配偶者は納得してくれやすくなります。
自分や浮気相手のことばかり考えて、自分勝手な条件ばかりを配偶者に押し付けようとすると、離婚の話し合いはこじれてしまいます。
相手を感情的にさせてしまうと、最悪の場合、何十年も離婚できなくなる可能性もあります。
離婚の話をスムーズに進めたいのであれば、自分が多少不利になる条件でも、相手の要求を全面的に受け入れた方がいいでしょう。
誠意を持って納得してもらえるまで話し合いをする
離婚話がこじれてしまう原因のひとつが、話し合いの少なさです。
離婚したい側は、最低限の話し合いを済ませたいとおもうものです。
しかし、離婚を切り出された方は、納得いくまで話し合いしたいと考えます。
その気持ちをないがしろにして、逃げるように離婚の手続きをしようとすると、相手を怒らせて離婚への道は、どんどん険しくなっていきます。
また、あざとい理由ですが、話し合いをした実績を作るという意味でも逃げるのはNGです。
あなたに不利な実績ができると、調停などに発展したときに、あなたの意見が通らなくなってしまうことがあります。
夫婦関係が破綻していたら証拠を集めておく
浮気をするに至った原因として、相手にも幾らかの非があるケースは少なくありません。
例えば、セックスを長期間拒否されていたり、片方の負担が極端に重くなりすぎたりしていたら、夫婦関係が破綻していたとみなされることもあります。
ただし、それを持ち出すには証拠が必要になりますし、浮気をする前からその状態が続いていたことを証明しなくてはいけません。
証拠がない状況で訴えても、言い逃れや言い訳をしているとしかおもわれないので、この点は難しいところですね。
ただ、次のような証拠があれば、多少なりとも夫婦関係の破綻が認められることもあるので、把握しておくといいでしょう。
- 家事を放棄している写真やLINEのやりとり
- 文句を言われたりケンカになったりしたときの録音や録画
- 浪費癖や金銭感覚の大きなズレが証明できる書類など
- 第三者の証言
こうした証拠があれば、いくらか話し合いが優位になる可能性もあります。
ただ、浮気をしてしまっていると、それを持ち出したところで不利になるのは仕方ないので、その点は理解しておきましょう。
離婚の話し合いをしている最中は浮気を控えた方がベター
離婚の話し合いを始めると、配偶者が離婚したい理由が、浮気ではないかと勘繰り始めます。
価値観の違いや性格の不一致が理由なら、離婚は仕方ないとおもえても、浮気で離婚となるのは納得がいかないと考える人は多いものです。
そのため、離婚を切り出された後に、配偶者が浮気の証拠を集めようとしてくることがあります。
そのときに、浮気をしている証拠を掴まれてしまうと、かなり不利な条件での離婚になったり、離婚できなくなったりする可能性が高まります。
離婚の話し合いをスムーズに進めたいのであれば、話し合いをしている最中は、浮気は一旦ストップしておいた方がいいでしょう。
浮気相手が離れていきそうで不安になるかもしれませんが、浮気がバレてしまうと離婚できなくなることもあるので、しばらく我慢した方が賢明です。
浮気相手には、状況をしっかり話しておけば納得して、相手も我慢してくれるでしょう。
もし、浮気相手が納得してくれないのであれば、その相手はあなたのことを本気で愛しているわけではない可能性があります。
浮気相手との関係を見直すためにも、話し合い中は浮気を中断するのがおすすめです。
浮気がバレているなら誠心誠意謝って誠意を見せる
浮気がバレた状態で離婚の話し合いをするのであれば、誠心誠意謝ってください。
間違っても「あなたのせいで浮気した」「あなたの〇〇な所がイヤだから、他の人に気持ちが移った」などと、浮気を相手のせいにしないでください。
言われた側は、感情を逆なでされるので、すんなり離婚に応じてくれなくなります。
もしくは、あなたと浮気相手の幸せを阻害するような、離婚の条件を突き付けてくることもあります。
これは、誰でも持つ感情なので、配偶者の性格が特別悪いという訳ではありません。
誰だって、浮気された上に自分のことを罵倒されて、謝りもしない相手のことは許せないとおもうはずです。
浮気がバレた上で離婚話を進めるのであれば、浮気をしたのも離婚をするのも、自分がすべて悪いと認めて、誠意を見せた上でしっかり謝罪してください。
自分が悪いと認めると不利になると考える人がいますが、浮気がバレている時点で不利になるのは間違いないので、これ以上相手の感情を逆なでしないようにするのが賢明です。
話し合いがこじれそうなら弁護士や第三者を入れる
離婚の話し合いがこじれそうな場合は、弁護士や第三者を交えて話し合いましょう。
配偶者の気持ちや心情によっては、何か月も何年も話し合いが平行線になってしまうことがあります。
配偶者にとって、離婚に応じないことも大切な権利なのですが、長期間に渡って離婚話がこじれることは、お互いにとって良いことではないはずです。
また、相手が感情的になってしまい、どうしても話し合いができないときも、第三者を入れた方がいいでしょう。
弁護士をいれるのを躊躇するなら、あなたと配偶者が信頼している人に仲裁に入ってもらってください。
このとき、自分側の人にお願いするより、共通の知人か配偶者よりの第三者を選んだ方がいいでしょう。
あなたの意見が通りに聞くなる可能性もありますが、配偶者が感情的になってしまうのを制してもらいやすくもなるので、話し合いとしては発展しやすくなります。
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浮気を告げる?自分都合で離婚したい人が配偶者と話し合う際のポイント
とにかく冷静に話し合うことが大切
離婚の話し合いでは、冷静さが大切なカギになります。
配偶者に、離婚したい気持ちを分からせようとして、怒ったりヒステリックになったりしても、話し合いは一向に進みません。
焦って納得させようとしても、その焦りが配偶者に不信感を抱かせてしまうので、話し合いが長期化することもあります。
また、冷静な態度は、あなたの本気度を相手に伝えることができます。
ケンカの延長のように、感情的に「離婚して」と言うと、一時的な感情だとおもわれてしまいます。
しかし、落ち着いたトーンで、ずっと悩み考えていたような口調で「離婚したい」と言われると、本気なんだと分かりますよね。
さらに、接する相手は写し鏡と言われるように、あなたが感情的になれば相手も感情的になりますし、あなたが冷静に話せば、相手も落ち着いて話しが聞けるので、話し合い事態はスムーズに進みます。
もちろん、突然離婚の話を切り出された方は、感情的になってしまうこともあるでしょう。
しかし、あなただけは常に冷静さを忘れないように話すと、離婚話は少しずつでも前に進んでいきます。
浮気を告白すると離婚が難しくなるケースが多い
真面目な性格の人や、逆に配偶者への思いやりに欠ける人は、離婚の話し合いをする際に、好きな人がいることを告白したがります。
しかし、バレていない浮気を告白するのは、どちらにとってもデメリットになりやすいので注意してください。
あなたが不利になってしまうのは当然ですが、配偶者も知らなければ良かった事実を知らされて苦しむことになります。
浮気で離婚になるということは、その前から夫婦には不調和が起きていたということです。
浮気が原因にならなかったとしても、いずれは離婚になっていた可能性もあります。
浮気を告白しないということは、責任逃れをするためではなく、不毛な結婚生活を終えて、お互いが前向きな人生を歩むためでもあるのです。
良かれとおもって浮気を告白した場合、配偶者が、意地になってしまい離婚しないと言い始めることがあります。
また、配偶者が意地になってしまい、慰謝料の額が上がり支払いができず離婚できないケースもあります。
もし、浮気する前から夫婦関係が冷めていたのであれば、浮気は告白せずに離婚の話し合いをした方がいいでしょう。
離婚の理由を相手のせいにしない
浮気をしていると、一刻もはやく離婚したくて、相手の悪い所を探して離婚理由にしようとする人がほとんどです。
しかし、相手のせいにして話を切り出すと「じゃあ悪い所を直す」と言われて、話し合いが進まなくなったり、相手もあなたの悪い所を言い始めて泥仕合になったりすることがあります。
それでは、いつまでも離婚の話し合いは進みません。
誰でも、自分のせいで離婚になったとは思いたくないので、話し合いはいつまでも平行線になりがちなのです。
離婚話をスムーズに進めたいのであれば、自分の悪かったところをあげた方がいいでしょう。
加えて「これから一緒にやっていく気持ちがなくなった」という旨を伝えると、配偶者に話が通りやすくなります。
自分が悪いと言われるより、愛情がなくなったと言われた方が、踏ん切りがつくということもあります。
これは、配偶者との関係や相手の性格にもよるので、話が通りやすい内容を決めてから話し合いに挑みましょう。
どんな切り出し方をするにせよ、相手のせいにして離婚しようとするのは危険なのでやめてくださいね。
子どもの年齢次第では離婚を先延ばしにした方がいい
子どもが幼い場合は、離婚の話し合いを先延ばしにした方が良いケースもあります。
1人で子どもを育てる自信がない配偶者に、あなたの感情だけで離婚を迫っても、受け入れてもらえることは少ないでしょう。
具体的には、小学校低学年までは、子どもが急に体調を壊すことがあるので、安定した職に就くのが難しいものです。
安定した職があっても、急な子どもの呼び出しに対応できないとおもうと、離婚に前向きにはなれません。
どうしても離婚したい場合は、離婚後も育児に協力するなどの約束をして、離婚の話し合いをするしかありません。
金銭面でのサポートも必要なので、その点も納得してもらえる金額を提示しなくてはいけません。
夫婦関係や環境、浮気相手との関係や相手への愛情でも変わりますが、もし時間を置いていいのであれば、子どもの年齢が落ち着くまでは離婚を先延ばしにした方が、スムーズに話しが進むこともあります。
話し合いの前に別居期間を設けるのもおすすめ
離婚話を進める前に、一度別居を提案してみるのもおすすめです。
夫婦関係が悪化していれば、相手も了承してくれやすいでしょう。
ただし、別居を受け入れてくれるかどうかは、浮気がバレているかどうかで変わります。
配偶者に浮気がバレていれば、安易と別居に応じてくれることはありません。
配偶者からすると、浮気相手と自由に会える時間を与えるようなものですからね。
浮気がバレていない状態で、配偶者との関係が冷めていたり、ケンカばかりしていたりするのであれば、一旦別居して頭を冷やしてみるのもいいでしょう。
別居の実績は、離婚調停をするときに有利になります。
期間が短ければ意味がありませんが、数年に渡って別居していれば離婚が成立する可能性が高まります。
自分が浮気した場合は親権がとれない?離婚成立後に生じる問題点
浮気が親権と直接関係することは少ない
まずは、浮気や不倫をしても親権は取れます。
原則として、浮気が直接親権をとるのに不利になることはありません。
ただし、浮気をしていた期間に育児放棄していたり、生活がまともに送れていなかったりすると、親権影響してきます。
親権をとるのに必要なのは、簡単に言えば子どもが健全な生活を送れるかどうかです。
それには、子どもとの関係性、過ごした時間や内容、経済力、子どもの年齢などが関わってきます。
浮気をしていたことで、こうした条件を満たせなくなっていたら、親権を取るのは難しくなります。
具体的には、幼い子どもだけを家に置いて浮気相手に会いに行ったり、浮気して帰宅が遅く子どもと関わる時間がまったくなかったりすれば、親権を取るのは難しくなります。
逆に言えば、上記を満たしていれば、浮気をしていても親権を取るのは十分可能ということですね。
浮気をした側は離婚後金銭面で苦しくなることが多い
浮気をして離婚が成立すると、最初につまずくのが金銭的な問題です。
慰謝料や養育費などで、お金を払うことが増えるので、離婚後に金銭的な余裕がなくなる人はたくさんいます。
また、いずれ親権を取りたいとおもっていても、金銭的に苦しい場合はそれも叶わなくなります。
金銭的に困窮したことで、浮気相手と上手くいかなくなる人も少なくありません。
ただでさえ、離婚は精神力や体力を使います。
高給取りや、離婚前に十分な貯金や資産をもっていればいいのですが、そうでなければ離婚が成立しても金銭問題で苦労することになります。
離婚後浮気相手と一緒に暮らす場合は親権を取れないこともある
離婚をしたら、浮気相手と一緒に暮らすという人もいるでしょう。
しかし、近年の虐待事件などもあり、離婚後すぐに浮気相手と暮らすというのは良い印象を与えません。
そのため、親権を取りたい場合は、浮気相手との同棲は慎重に検討しなくてはいけません。
場合によっては、親権者として不適格だと判断されて、親権が取れなくなる可能性もあります。
子どものことを考えても、急に知らない人と暮らすことを強要するのは可哀想ですよね。
赤ちゃんなら分からないかもしれませんが、物心ついている年齢だと、子どもの心労はかなり大きくなります。
もし、親権を取りたいとおもっているのなら、離婚後すぐに浮気相手と同棲するのはやめましょう。
あなたが女性の場合は、離婚後すぐに他の男性と暮らすことで、経済的にも精神的にも浮気相手に依存してしまう危険もあります。
離婚後は、自立できるように、一旦は1人、もしくは実家で暮らすという方がいいでしょう。
浮気相手に対して慰謝料を請求されることがある
浮気がパートナーにバレると、浮気相手にも慰謝料請求されることがあるのは、周知のこととおもいます。
浮気相手への慰謝料請求は、そのこと自体も大きな問題になりますが、その後の関係性にも大きく影響してきます。
多額な慰謝料を請求された場合、浮気相手があなたを恨むようになる可能性もあります。
浮気という夢のような状況から現実に戻されたことで、2人の関係が終わってしまうこともあるでしょう。
浮気相手を愛していたら、その人に苦労をかけたことに苦しむ人も出てきます。
浮気が原因で離婚になったのに、浮気相手との関係が悪化してしまうのは本末転倒ですよね。
慰謝料を請求されたことで、2人の絆が強まることもありますが、悪影響になってしまった場合は、離婚後の問題点になる可能性があります。
浮気相手と上手くいかなくなることもある
浮気相手に本気になってしまい、それが原因で離婚したとしても、2人の関係が上手くいくことが保証されているわけではありません。
離婚して普通に会えるようになった途端に、相手に興味をなくしてしまう人もいますし、今まで取り繕っていた部分が見えてしまい、愛情がなくなってしまう人もいます。
不倫をしているときは、お互いが「良い自分」しか見せていないことがほとんどです。
しかし、離婚して普通のカップルになると、良いところばかり見せていられなくなるので「おもっていた人と違う」と感じることもよくあります。
そうなれば、せっかく離婚したのに浮気相手と上手くいかなくなり、最悪の場合、別れることになるカップルも出てきます。
離婚すれば幸せな状況が待っているとおもって離婚しても、実際は思ったようにいかないということもあるので、その点は理解した上で離婚を決断しなくてはいけません。
子どもがいると再婚が難しくなることも多い
子どもを連れて離婚する場合は、再婚が難しくなることがあります。
どんなに愛し合っていても、子どもの苗字が変わることや、子どもの生活環境が変わることに不安があれば、なかなか再婚には踏み切れないでしょう。
また、2人が上手くいっていても、子どもと相手との相性が悪ければ、無理に再婚して一緒に暮らすという選択が最善だとは思えないはずです。
もし、離婚後に再婚したいと思っていて、どちらかに子どもがいる場合には、思ったようにならない可能性があることを理解しておくと良いですね。
子どもが精神的に大きな負担を背負ってしまうと、2人の関係にも必ずしわ寄せがきます。
幸せな関係でいるためには、再婚しないという選択もあることを理解して離婚しなくては「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。
自分が浮気した側だと別れるのは無理かも…離婚したい気持ちの鎮め方
自分が変わらなければ配偶者を変えても同じだと理解する
結婚生活が上手くいかなくなり、浮気をして幸福感を得るような状況だった場合は、離婚で相手を変えても同じことを繰り返す可能性があります。
人は、悩みが出てくると、周りの人や環境のせいにしがちです。
「旦那の給料が低いから、夫婦関係が上手くいかない」
「嫁の体型が受け入れられないからセックスレスになった」
「アイツが文句ばかり言うせいで気持ちが冷めた」
離婚をしたいほど夫婦関係が冷めていると、このような不満を抱えていることが多いでしょう。
しかし、実際は結婚生活が上手くいかない理由の半分は、自分の責任でもあるのです。
自分が相手に感謝できていなかったり、自分のエゴばかり通そうとしていたりして、配偶者が変わってしまったということもあり得ます。
この状態で、相手を変えて再婚しても、いずれ同じ理由で再婚相手と上手くいかなくなります。
長い人生を考えるのなら「相手を変えるのではなく自分を変えて幸せになろう」と考えて、今の配偶者と幸せになる工夫をしてみた方がいいでしょう。
あなたの意識が変わると、相手も徐々に変わることがあります。
あなたが変わったのに相手が変わらなければ、そのとき離婚すればいいのです。
まずは、相手を変えるのではなく自分が変わろうと前向きに考えてみてください。
浮気相手への気持ちが一時的である可能性を考える
浮気相手ができると、気持ちが盛り上がって、あたかも運命の相手に出会えたような感覚になります。
いけない恋愛をしていると、自分がドラマの主人公になったような気がして、浮気相手と一緒に居る時間が、最高な時間に思えることもあるでしょう。
しかし、このような感情は一時的なことがほとんどです。
稀に、本当に運命を感じるような相手に出会い、生涯仲良く暮らすカップルもいますが、ほとんどのケースでは、浮気相手への感情は一時的なものです。
離婚して一緒になれば、普通のカップルになるので、価値観が合わないこともあればケンカをすることもあるでしょう。
不倫中のように、熱烈に求め合うということはなくなっていくのが普通です。
浮気から離婚になって後悔する人の大半は、この一時的な感情にのまれてしまったことが原因になっています。
あなたも、浮気相手への感情が一時的なもので、実は離婚後に最悪な相手だったとおもう可能性もあるということです。
そうなってから後悔しても遅いので、その点を十分理解すると、離婚できないことを悲観するばかりではなくなるはずです。
離婚後の生活をリアルに想像してみる
離婚を諦めるには、離婚後をリアルにシミュレーションしてみるのもおすすめです。
このときは、浮気相手のことは一旦忘れて、ひとりになったと仮定して考えてみてください。
まずは、家を出たらどこに行きますか?
実家は受け入れてくれますか?
1人暮らしをする場合には、住みたい場所の賃貸の相場を見てみましょう。
毎月、自分で支払える額でしょうか?
浮気がバレているか、もしくはバレた状態で離婚になった場合は、慰謝料を払わなくてはいけません。
その後の生活はできますか?
浮気して離婚したあなたを、友達や周りの人はどう見るでしょうか?
浮気相手と上手くいかずに別れた場合、再び誰か素敵な人と恋愛できるでしょうか?
こうしたシミュレーションをしていくと、離婚をするのが相当大変であることが分かります。
離婚を一旦やめることにしたのに、どうしても納得できない場合は、できるだけリアルに一人になったシミュレーションをして現実を受け止めてみてください。
自分の気持ちをアウトプットして思考を整理する
離婚しない選択をしたのに、どうしても心の整理が付かない場合は、あなたの感情や思考を紙に書き出してみてください。
気持ちを紙に書き出したり友達に話したりすると、思考が徐々に整理されていきます。
紙に書くというのは、悩みやうつの症状を和らげる効果があります。
一度だけではなく、何度も何度も繰り返すことで、より高い効果が得られます。
注意点は、紙に書いた場合は、配偶者に見られないようにしっかり処分することです。
離婚話が出ていたら、配偶者の精神も不安定になっているはずです。
この状態で、あなたの本音が書かれた紙を見てしまったら、感情的になってしまう可能性があります。
ひとりの時間を作って、思いつくままに正直な気持ちを書き出して、しっかり処分するということを何度も繰り返して、気持ちを整理していきましょう。
その際には、離婚した場合のデメリットや、離婚しなかったことで得られたメリットなどを書いていくと、離婚しなかった選択が正しかったとおもえるようになっていきます。
離婚して後悔している人の体験談を見聞きする
どうしても離婚しなかった選択に迷いが出てしまう場合は、離婚して後悔している人の体験談を探してみてください。
離婚して後悔する人は、圧倒的に不貞行為=浮気などをした側が多いと言われています。
ネットでは、離婚して後悔している人の体験談や意見がたくさん投稿されているので「浮気(不倫) 離婚 後悔」などのワードで探すと見つけられるはずです。
それを見ることで、あなたの暴走しそうな気持ちに少しブレーキがかかるのではないでしょうか?
また、他人の体験談を見ていると、冷静な気持ちを取り戻せるようになります。
できるだけ多くの体験談を見て、一度冷静になってください。
また、可能であれば、実際に浮気して離婚した人に話を聞いてみましょう。
想像もしない苦労をしていて、離婚しなくて良かったとおもえるかもしれませんよ。
自分が浮気して「離婚したい!」と思ってもよく考えてから結論を!
浮気がきっかけになって離婚したいとおもったら、暴走せずに一度落ち着いてから結論を出しましょう。
浮気相手に夢中になっている状態では、冷静な判断ができなくなっている可能性が高いので、そのまま離婚すると後悔につながります。
極端な話しですが、離婚はいつでもできます。
相手が了承してくれなくても、強引に家を出ることだってできます。
しかし、離婚してしまうと、後悔したからといって離婚をなかったことにはできません。
間違った判断をしないためにも、自分が浮気して離婚を考えたら、落ち着いて考える時間を持って、正しい決断をしてくださいね。