
離婚をしたいと思っていても、どう行動すればいいのか分からず、毎日モヤモヤしている人は多いでしょう。
愛し合って結婚したはずの夫婦が、どんな理由で離婚をしたくなるのか、妻側と夫側それぞれでまとめてみたので、今後の結婚生活を見直すきっかけにしてください。
あなたの離婚したい理由と見比べていくと、気持ちに整理がついてくるはずです。
また、離婚する理由として特に多い不倫問題については、パートナーの不倫に気付いたとき、どう考えるべきなのか、どう行動するべきなのか、などを深堀しています。
さらに、離婚した後に待っている未来もチェックして、あなたの未来のビジョンと照らし合わせてみましょう。
徐々に、これからどう動くべきかが分かってきます。
読み終わる頃には、きっと夫婦関係のモヤモヤが晴れていきますよ。
妻が考える夫と離婚したい理由
金銭感覚が違う、浪費癖があり生活が苦しい
妻が離婚したいと思う理由でもっとも多いのは、夫との金銭的な価値観が違うときです。
夫に浪費癖がある、無計画にギャンブルをする、ケチでお金を使わせてくれないなどの問題があると、結婚生活がストレスになります。
中には、生活費を渡さない、家計に細かく口出しするなどの経済DVをする夫もいて、お金が足りないことで親などに借金をして生活している女性もいます。
高収入な夫でも、自分の趣味にしかお金を使わなかったり、子供に十分なお金を使ってくれなかったりすると、妻としては大きなストレスを感じます。
結婚生活にはお金が必ず絡んでくるので、夫と金銭感覚が合わないと、妻は離婚したいと考えるようになります。
不倫された、過去の不倫で信用できない
信頼していた夫に不倫をされると、今まで通りの結婚生活を続けるのが難しくなります。
夫からの裏切りは大きな傷になり、フラッシュバックに悩まされたり、夫への不信感が拭えず、疑心暗鬼になったりして、毎日苦しい気持ちを抱えることになります。
そんなツラい毎日を送っていても、不倫をした側は早い段階で「過去のこと」という考え方になりやすいので、夫婦間で意識に大きなズレが出てしまいます。
こうなると、再構築を望んでいた人でも、離婚したいと思うようになります。
また、過去の不倫が原因で離婚したくなる妻もたくさんいます。
中には、数十年前に不倫をされたことがどうしても許せず、熟年離婚をする夫婦もいるので、不倫がいかにパートナーを傷つける行為なのか分かります。
不倫がパートナーにバレると、ほぼ再構築は無理で、離婚になってしまうと考えた方がいいでしょう。
モラハラやDVで毎日がツラい
モラハラやDVは、離婚をするのに十分な理由になります。
夫の顔色を伺いながら暮らす毎日は、幸せな結婚とはほど遠く、常にストレスを抱えた状態での生活になります。
モラハラやDVを受けている人の中には、相手に依存している人も多いので、なかなか離婚に踏み切れないケースも少なくありません。
抑圧された毎日を送っていると、「自分が悪い」「自分だけが我慢すればいい」と思うようになるのです。
他にもパートナーへの恐怖から離婚を切り出せない人もいますし、長年ストレスを与えられたことで、離婚をあきらめてしまう人もいます。
どのような状況であれ、肉体的、精神的に暴力を奮われると離婚したいと思うようになります。
両親と仲良くしてくれない、またはマザコン
結婚すると、パートナーの両親との付き合いも出てきます。
その際、自分の両親には尽くすことを強要するのに、妻の両親には何もしないといった対応の格差があると、妻は旦那と離婚したいと思うようになります。
また、旦那がマザコンというのも、妻が離婚をしたくなる理由になります。
母親の考えを妻に押し付ける、妻が責められていても助けない、母親に来るように言われたら妻の約束をドタキャンするなど、自分より母親を優先するような態度に、妻はガッカリしてしまいます。
家庭の優先順位が低すぎる
男性には、仕事が重要なことは妻も理解していますが、あまりにも家庭の優先順位が低すぎるのは、離婚したくなる理由になります。
具体的な例としては、次のようなことがあります。
- 平日は仕事で帰宅が遅く、家族の会話はほとんどない
- 休日は疲れて寝ているか、自分の趣味を優先する
- 家族の誕生日や記念日より、会社の飲み会を優先する
- 小さな子供がいるのに、友達を家に呼び深夜まで騒ぐ
こうした旦那の態度は、妻や子供を悲しい気持ちにさせてしまいます。
結婚しているのに、頻繁に寂しい思いをしなくてはいけない妻は「こんな旦那なら、いない方が楽かもしれない」と考えるようになり、徐々に離婚へと気持ちが動いていきます。
セックスレスなどの性的不調和
性的不調和も、女性の離婚理由の上位にきます。
特に多いのはセックスレスで、子供が欲しいのに旦那からセックスを拒否される、子供ができたことで女として見れないと、セックスを拒まれるといったことが続くと、妻は自信を失い夫と顔を合わせるのもツラくなります。
妻がセックスを拒否されると、自分の人格を否定されたような気になるので、欲求不満という単純なストレスだけでなく、もっと根深い問題に発展していきます。
逆に、セックスを強要されるのも、妻としては大きなストレスになります。
もう、夫に愛情がない場合や、仕事や家事で疲れているのに、無理にセックスをしてきたり、拒否すると怒り出したりすると、今後も結婚生活を続けていく自信がなくなってしまいます。
セックスは夫だけの問題ではなく、妻の中にも悩んでいる人はたくさんいるのです。
尊敬の気持ちや男の魅力がなくなった
妻が夫を支えたいと思うのは、夫を尊敬し愛しているからです。
一緒に生活をしていく中で、生活力のなさや、だらしない性格などを見続けたことで、夫を尊敬できなくなると、夫の食事を作るのも嫌になることがあります。
また、優柔不断や頼りない言動にイライラすることが増え、男としての魅力を感じられなくなるのも、離婚に繋がりやすい感情です。
男として夫を見れなくなると、セックスレスにもつながりやすいので、夫婦関係はどんどん悪化していきます。
男としての威厳やプライドを忘れ、見た目にも気を使わなくなっていくと、妻は離婚したくなってしまいます。
夫以外に好きな人ができた
夫以外に好きな人ができると、妻は離婚して彼と新しい生活を始めたいと思うようになります。
不倫をして相手に本気になってしまった妻や、不倫はしていなくても、好きな人ができたことで夫が嫌いになった妻は、結婚生活を続けていくことが大きなストレスになります。
子供がいる場合は簡単に離婚できず、モヤモヤした気持ちを抱えたまま結婚生活を送るので、夫との関係も悪化していくことが多いでしょう。
夫から気持ちが離れた妻は、洗濯や食事など身の回りの世話をするのも嫌になる人が多いので、生活に大きな変化が出るようになります。
酒癖や女癖が悪い
お酒を楽しく飲む程度なら、妻は何とも思いませんが、次のようなことが頻繁に起きると離婚を考えるようになります。
- 健康に悪いから深酒をやめてと言っても、全く改善してくれない
- 酔うと乱暴になったり暴言を吐いたりする
- 家計が苦しいのにお酒を控えない
- 飲んだ翌日は仕事が満足にできない
- お酒でトラブルを起こすことがある
酒癖が悪い男性は、職場の人とトラブルを起こすこともあるので、妻は将来性が見えなくなり結婚生活を続けることに、不安を感じるようになります。
また、女癖が悪い夫に対しても、離婚したいとおもう妻はたくさんいます。
不倫をする人はもってのほかですが、頻繁に女性から電話が掛かってくる、飲み屋の女の子に入れ込む、妻の友達に手を出そうとするなど、女癖が悪い夫にうんざりする妻は多いでしょう。
夫が思う妻と離婚したい理由
価値観が違いすぎて、何をしても批判される
夫婦といえども、価値観が違うのは当たり前です。
上手くいっている夫婦でも、価値観がピッタリ同じということはありません。
夫が価値観の違いで離婚したくなるのは、意見が違いすぎるだけではなく、することなすこと全てを批判されるようになったときです。
話し合いをしたくても、妻が自分の非を認めず、自分を責めるばかりで何の解決にもならないことが続くと「もう先はないな」と考えるようになります。
妻側にも、ストレスや言い分があるはずですが、話し合いができない夫婦は長続きしません。
日常的にも、批判ばかりされるようになり、話し合いもできなくなると、夫は離婚を真剣に考え始めます。
家庭に自分の居場所がなく家が苦痛になった
家に帰っても、妻から声をかけられることがなくなったり、口を開けば小言や文句ばかり言われたりするようになると、夫は家庭での居場所を見失い、離婚を考えるようになります。
他にも、妻の機嫌が悪いときは少しのことでヒステリーを起こしたり、モラハラのように人格を否定されるようなことを言われたりするのも、離婚を考えるのに十分な理由です。
家で安らげない状況になると、帰宅するのが嫌になり、仕事が終わっても別の場所で時間を潰して帰る男性もいます。
これが妻の逆鱗に触れ、帰宅が遅いことや家事や育児を手伝わないことで責められるようになると、どうすればいいのか分からなくなり、夫婦でいるのが苦痛になります。
仕事もせず家事も放棄している
夫が離婚したいと思う理由には、妻の家事の放棄が挙げられます。
離婚にまで至る家事の放棄には、次のようなものがあります。
- 専業主婦や短時間のパートなのに、家事をほとんどしない
- 理由をつけて、夫の夕食を作らなくなる
- 家がゴミ屋敷のような状態になっている
- 話し合いをしようとしても、自分の言い分ばかり言い改善する気がない
- 止むを得ず家事や育児をすると文句を言われる
亭主関白な性格から、家事をしない妻に嫌気がさす人もいますが、多くの場合、妻が何らかの理由で、できるはずの家事を放棄している場合が、離婚に繋がりやすくなるようです。
一緒に暮らしていれば、妻がどうしても家事ができない状況なのか、できるのにやっていないのか分かります。
怠慢で家事を放棄しているのが分かると、夫の気持ちは妻からどんどん離れていきます。
見た目が変わりすぎて女として見れなくなった
妻の見た目が大きく変化することも、離婚の原因になることがあります。
多いものでは、体型があまりにも変わってしまった場合です。
体型が変わっただけで離婚にはなることは少ないのですが、ほとんどのケースでは、体型が変わると性格やライフスタイルにも変化が出てきますし、セックスレスにもつながりやすくなります。
太ったことで卑屈になったり、疲れやすくなるので家事をしなくなったり、態度や行動に女性らしさがなくなったりすることが、夫の気持ちを冷めさせます。
他にも、見た目をまったく気にしなくなった妻に、女性としての魅力を感じなくなり離婚を考える夫もいます。
メイクもせず、家ではだらしない服装になり、ダラダラと過ごしてばかりいると、夫の気持ちは妻から離れてしまいます。
人は、見た目が変わると性格や態度まで変わることが多いので、それが離婚したい気持ちを増幅させます。
自分の両親との不仲や実家へ入り浸る
妻が自分の両親と不仲すぎることや、実家に入り浸って帰ってこないことなども、夫が離婚したくなる理由になります。
妻が、自分の両親と仲良くする気がない、実家に帰りたがらない、両親の文句を平気で言ってくる、といったことがあると妻への愛情は薄れてしまいます。
夫が納得できるような非が両親にあれば、妻の気持ちを理解しようと思えるのですが、誰が聞いても妻のワガママだと思えると、話を聞いてあげる気もなくなります。
また、結婚したのに妻が実家に入り浸って、2人の家に帰ってこなくなるのも離婚の理由になります。
この場合、妻の両親も夫を軽視している態度をとることが多いので、夫は結婚している意味が見出せなくなります。
パートナーの両親と関係を築くのは、誰でも面倒なものです。
しかし、それを妻が笑顔でやってくれるから、感謝の気持ちも湧きますし、他の人には感じない絆を感じられるようになるものです。
逆に、自分の両親を大切にしてくれない妻に対して、夫の愛情は薄れていきます。
セックスレスなどの性的不調和
性的不調和も、離婚につながる大きな原因になります。
性的不調和は、大きく分けて2種類あります。
ひとつは、妻からセックスを拒否されるセックスレスです。
セックスレスは、単に欲求が溜まるという問題だけでは収まらず、セックスを拒否されることで夫の自尊心が傷ついたり、妻への愛情が薄れたりすることで離婚に発展します。
もうひとつは、夫が妻に魅力を感じないのに、妻からセックスをせがまれることです。
男性は、魅力を感じない相手には男性機能が働かないので、我慢してセックスをすることができません。
それなのに、妻からセックスのプレッシャーをかけられると、余計にツラくなり離婚したくなります。
どちらにせよ、セックスに関して妻との温度差が違いすぎると、離婚したくなることがあります。
妻の不倫や過去の不倫で愛せなくなった
妻が不倫をすると、大抵の男性は離婚を選択します。
しかし、子供と離れたくない、親権を取っても子供を育てる自信がない、世間体が悪い、孤独になるのが怖いといった理由で、我慢して夫婦関係を続けている男性も存在します。
妻が不倫したことを後悔していて、一緒に再構築に向けて努力できていればいいのですが、不倫を継続していたり、悪びれる様子が一切なかったりすると、夫は妻との生活がストレスになり、常に離婚したいと思い続けることになります。
このケースでは、仮面夫婦のような関係を続ける夫婦もいますし、数年後にどうしても我慢できなくなり離婚に踏み切ることもあります。
妻以外に好きな人ができた
妻以上に好きな人ができた時も、夫は離婚したいと思うようになります。
このケースの多くは、妻への不満を抱えている状態で、好きな女性と出会っていることが大半です。
好きな女性ができると、これまで我慢していた妻の言動に我慢できなくなりますし、今まで気にならなかったようなことでも、嫌になってしまうことがあります。
好きな人が自分を受け入れてくれて、不倫関係になると、離婚への気持ちはさらに大きくなります。
離婚は、何らかの大きなきっかけがなければ、踏み切ることが難しいものです。
精神的にも肉体的にも、かなりの負担がかかるので、妻に不満があってもつい我慢してしまいます。
しかし、好きな人ができると、それが離婚への原動力になります。
不倫している彼や復縁したい元カレとの間に、何が起こるか知りたくないですか?
もしも本当の幸せを手に入れたいのなら、下記の不倫や復縁に特化した初回無料のメール占いと、電話占いを今すぐお試し下さい。
「半信半疑だったけど、怖いくらい当たっていた!」
「鑑定結果で彼と関係の悩みが、なくなった」
と、評判の初回無料の占いなので、是非お試し下さい。
※どちらも両方試しても無料ですので、今すぐ不倫や復縁の悩みを解決する鑑定結果を受け取ってみてください。(20歳未満はご利用できません)
パートナーの不倫に気がついたときにするべきこと
不倫が真実か確かめる
パートナーの不倫に気付いたら、まずはそれが真実なのかどうかを確認しなくてはいけません。
あなたの誤解や、不倫とは言えない関係だった場合は、あなたが不利な立場になることもあるので、しっかり現状把握できるまでは、不倫について相手を問い詰めないようにしましょう。
ただし、ここで注意したいのは、あなたに離婚をする意思が全くないケースです。
離婚する意思がない場合や、どうしても離婚ができない環境の場合は、真実を知ると結婚生活がツラくなることがあるので、追求しない方が楽です。
不倫が事実で、相手の女性の顔を写真などで見たり、2人のやり取りを知ってしまったりすると、結婚生を続けるのは、かなりのストレスになるでしょう。
今後どうするか決まっておらず、パートナーが不倫をしているかハッキリさせたければ、真実を突き止めることから始めましょう。
今後自分がどうしたいのか明確にする
不倫について、パートナーと話し合いをする前に、あなたが今後どうしたいのかを考えておいた方がいいでしょう。
不倫が事実なら離婚をしたいのか、旦那が反省してくれれば再構築したいのかなど、決定しなくてもいいので、あらかた将来を考えた上で、話し合いをしなくてはいけません。
なぜなら、再構築をしたいと思っていれば、相手を口汚く責め立てると愛情を失ってしまいますし、不倫をしているのなら離婚したいと思っているなら、話し合いはせず証拠を集めた方がいいからです。
パートナーが不倫をしていることが分かると、頭が真っ白になりパニックになるかもしれませんが、できるだけ落ち着いて行動してください。
とにかく冷静になることに集中する
パートナーの不倫後は、冷静になれるかどうかで、今後有利な形で話を進められるかどうかが変わります。
パニックになって冷静な行動ができなくなると、離婚した後に後悔したり、再構築したかったのにできなくなったりするので注意してください。
一人で考えていると冷静になれなければ、信頼できる友達に話を聞いてもらいましょう。
話せる友達がいない場合は、思っていることを紙に書くだけでも冷静になれます。
とにかく、パートナーの不倫に気付いても、一度冷静になることに集中して、話し合いや今後の決断は、気持ちが落ち着いてからにしましょう。
離婚をするなら証拠を集める
不倫をしていることに気付いて、その時点で離婚したいと思っているなら、話し合う前に不倫の証拠集めを始めましょう。
不倫の証拠を集めておけば、夫が不倫をしていないと言っても、離婚を有利に進められますし、夫や不倫相手に慰謝料を請求できます。
また、あなたが再構築したいと思ったり、離婚したくないと思ったりしたとき、不倫の証拠があれば、相手からの離婚請求が簡単に認められなくなるので安心です。
自分で証拠集めをするには、次のようなことが有効です。
- 携帯の発着信履歴やSNSのやり取りを、自分の携帯で撮影する
- 不倫をしていることが分かる画像を、自分の携帯で撮影する
- カードの利用明細をチェックする
- 夫の領収書などを取っておく
- 夫の帰宅時間や帰宅が遅い時の理由を日記につけておく
これらは、決定的な不倫の証拠にならないこともありますが、旦那の行動の規則性が分かるようになると、探偵などのプロに頼む時に効率的に調査してもらえるようになります。
自分で不倫の証拠集めをするときは、絶対にパートナーにバレないように進めてください。
一度、疑っていることがバレると、離婚や慰謝料請求に必要な証拠が取れなくなる危険があります。
再構築するなら自己改善も必要
パートナーが不倫をしていることに気付いたとき、自分にも非があると反省し、再構築したいと思ったら、自己改善も必要です。
女性なら、夫を軽視していた、小言ばかり言っていた、家事や料理を放棄していた、などがあれば、すぐに改善しましょう。
男性の場合は、妻を蔑ろにしていた、仕事ばかりで家庭のことを考えていなかった、気遣いをしていなかった、などの反省点があれば、態度を改めて妻に接してみましょう。
それと並行して、パートナーに不倫について聞いてみるのもいいですし、知らない振りをしてパートナーの不倫が終わるのも待つのもいいでしょう。
これらは、パートナーの性格や家庭環境でも、ベストな方法が違うので、あなたの家庭にあった方法を選択しなくてはいけません。
あなたが態度を改めても、パートナーの態度や行動が変わらなければ、それから離婚を検討してください。
何度も話し合いをする
不倫や離婚の話は、1度や2度の話し合いで終わらせてはいけません。
話し合いをするとツラくなり、もう終わらせたいと思うかもしれません。
しかし、お互いが納得できるまで何度も話し合いをした方が、後悔することが減ります。
不倫をしているパートナーが、話し合いに応じてくれなかったり、何度話し合っても会話が平行線になったりしても、何度も会話の時間を持つことが大切です。
話し合いをしていると、お互いの本音が見えることもありますし、心の底から「もうダメだ」と諦めがつくこともあります。
しばらく考えたい場合は別居する
パートナーが不倫をしている状態で別居するのは、かなりリスクが大きいのですが、顔を見ると冷静になれなければ、別居して1人で考えてみるのもおすすめです。
別居してみると、今まで見えなかったことや、気付かなかったことが明確になることもありますし、自分の気持ちに気付くこともあります。
1人で内観することも大切ですが、別居中は色んな人と話し、相談したり意見を聞いたりすることも大切です。
他人のふと発した一言で、目の前が明るくなることもあります。
ただし、別居は離婚の第一歩と言われるので、少しでも再構築を考えている人にはおすすめできません。
また、別居している方が「パートナーが不倫相手と会っているんじゃないか」と不安になって、冷静でいられない人も、別居ではない方法で考える時間を設けてください。
不倫が原因で離婚したい時に考えるべきこと
関係の修復は不可能なのか考える
パートナーに不倫をされても、再構築をして一緒に生活し、幸せになる夫婦もいます。
少しでもパートナーへの愛情が残っていれば、関係修復が本当に不可能なのか考えてみてください。
愛情が残ったまま離婚をすると、多くの場合、後悔することになります。
離婚はいつでもできるので、再構築する方法はないか、再び夫婦が協力して暮らす方法はないか、可能な限り考え実行してみましょう。
それでも再構築が無理だと分かれば、後悔なく離婚できます。
今後の生活の見通しは立つか試算してみる
離婚を決断する前には、今後の生活の見通しが立つのか考えてみましょう。
特に、子供がいる場合は、しっかり考えてから離婚しなくては、貧困やストレスで後悔することになります。
離婚した後の生活費は確保できるか、子育てを協力してくれる人や施設はあるか、離婚後の手当てにはどのようなものがあるのかなどを、離婚の前に試算してください。
もし、離婚後の見通しが立たない場合は、すぐに離婚するのではなく、準備する時間を設けた方がいいでしょう。
パートナーが不倫をしているのが分かると、感情的になって結論を出してしまいがちですが、冷静に物事を判断する方が賢明です。
離婚はいつでもできるので焦らない
パートナーの不倫が許せず、絶対に離婚すると決めても、すぐ離婚届にサインしてはいけません。
離婚はいつでもできます。
しかし、結婚や夫婦関係についてしっかり考えることは、今しかできません。
離婚した後に「もう少し、よく考えればよかった」と思っても遅いのです。
あなたが後悔しないためにも、短期間で離婚を決定せず、考える時間を十分すぎるほど取ってください。
どう考えても再構築の道はないと思えれば、離婚をしても後悔することはありません。
有利な離婚ができるように計画を立てる
不倫が原因で離婚したいと思ったら、夫や不倫相手への慰謝料をどうするのか、財産分与はどうするのか、など具体的に考える必要があります。
それと並行して、今後の生活ができるだけスムーズに送れるよう、計画を立てることも大切です。
結婚している状態では、気持ちが不安定になるという場合は、早めに結論を出した方がいいでしょう。
しかし、しばらく我慢できるようなら、結婚している間に就職先や転職先を見つけたり、副業の目途を立てたりしておくと、離婚後金銭的に悩みを抱えることが少なくなります。
現在、専業主婦や短時間のパートをしているだけなら、離婚する前に資格を取得してみるのもおすすめです。
現代では、資格を取ったからといって、就職に有利になることは少ないのですが、自分に自信がつくので、仕事選びの際に良い影響が出ます。
離婚の話しが本格化する前に、しっかり計画を立てて、今できることはやっておくと、離婚後の負担が少なくなります。
親権のことなど理想の離婚ができるか
相手の不倫が原因で離婚になったとしても、今までの生活態度次第では、あなたが思うような離婚の形にならないことがあります。
極端な例ですが、あなたがこれまで育児放棄や虐待をしていた場合や、家事もせず収入もない状態の場合は、夫に親権が取られる可能性もあります。
心配なら、一度法テラスなどを利用して、弁護士に相談してみるといいでしょう。
その際は、現状を偽らずに話さなくては良いアドバイスは得られないので、隠し事をせず相談してください。
何も考えられないときは弁護士などのプロに相談する
パートナーに不倫をされると、何も考えられなくなるほどショックを受けることがあります。
今後の子供のことや、これからの生活のことなどを考えようとしても、思考が整理されず悔しさや悲しさしか出てこなくなってしまうのです。
このような状況では冷静な判断ができなくなっているので、不利な形のまま離婚になることも少なくありません。
そうならないために、何も考えられなくなったら、弁護士などのプロに相談することも検討してみましょう。
法テラスなどを利用すると、無料もしくは低価格で弁護士に相談できます。
また、無気力になり「もう、どうでもいい」と思っている状態の時は、絶対に離婚届にサインをしてはいけません。
離婚はいつでもできるので、あなたが落ち着いて考えられるようになってから、自分の意思で決断できるようになるまで待ちましょう。
離婚を決意した後に訪れる未来
離婚がスムーズに進めば晴れて離婚できる
あなたに離婚の意思があり、パートナーも同意見であれば、スムーズに離婚となります。
相手が不倫をしていると、親権や慰謝料などの要求は、すんなり受け入れてもらえることが多いので、揉めることなく離婚が成立するでしょう。
とはいえ、不倫をされて離婚をすると、大きな傷を抱え心がボロボロになります。
すんなり離婚が成立しても、心まで穏やかになる訳ではありません。
不倫が離婚後は、無理をしないよう注意しなくては、うつ病などの精神疾患を発症することがあります。
その他の理由で離婚になっても、自分が自覚していないだけで、精神的に大きなストレスを抱えることも多いので、とにかく無理をせず生活するよう心がけましょう。
どんなにツラくても、数年経てば「これでよかった」と思える日がくるので、それまでは自分を甘やかすことを忘れないでください。
パートナーと親権などで揉めることがある
あなたが離婚をしたくても、パートナーとの間で意見の相違があると、スムーズに離婚できないことがあります。
揉める理由で多いのが、子供の親権です。
夫も子供と離れたくないと言えば、離婚が成立せず、協議離婚や裁判に発展していきます。
ここで離婚が長引き、お互い精神面でも金銭面でも消耗することがあります。
親権のことで離婚を長引かせたくない場合は、離婚に対する知識を身に着けて、できるだけ有利な状態にして、離婚の話し合いを始めるようにしましょう。
相手が離婚を承諾してくれないことがある
相手が離婚を承諾してくれなければ、離婚を成立させることはできません。
離婚を承諾しないパートナーの心理には、次のようなものがあります。
- まだ愛情が残っているから
- 世間体が悪いから
- 不倫相手と一緒になるのを阻止したいから
- 子供のことを考えると不安だから
- 離婚すると余裕のある暮らしができないから
他にも、夫婦の関係やパートナーの性格、家庭環境などで離婚を拒否する理由はさまざまです。
特に多いのは、不倫をされた側が、意地になって離婚を拒否するケースです。
愛情の有無に関係なく、不倫をされた上に不倫相手と今後も付き合うのが許せないと思うと、離婚を拒否したい気持ちになる人が多いのです。
衝動的に離婚を決めると後悔する
不倫をされた、大喧嘩をした、などの理由で衝動的に離婚をして後悔する人は少なくありません。
離婚届を一度提出してしまうと、数日後に後悔しても手の打ちようがありません。
離婚は、最終的な手段として取っておかなくてはいけないのです。
よくあるケースでは、不倫をされて話し合いをしようとしても、相手が不倫相手に夢中になっていて、建設的な話し合いができないときに、衝動的に離婚してしまう、などがあります。
まだ、話し合いもできていないうちに離婚届を出すと、不倫をされた上に自分が不利な形で離婚しなくてはいけなくなることがあります。
離婚届は、必ず冷静になってから出すように決めて、話し合いができない間は、じっくり待つ方が後悔は少なくなります。
知識がないまま離婚すると不利になる
離婚の知識を持たないまま、パートナーと話し合って離婚すると、自分が不利な状態で離婚することになる危険があります。
実際に、流れに任せて離婚し、財産分与も慰謝料ももらえず、離婚後貧困で悩む人もたくさんいます。
男性の場合は、相場以上の養育費や慰謝料を請求されて、極貧生活を強いられることもあるので、離婚の知識は付けておいて損はありません。
きちんと離婚できれば再婚で幸せになることも可能
離婚で今の結婚生活をしっかり清算できれば、再婚して新しい家庭を持つことも十分可能です。
離婚するときは、再婚のことなど想像できないと思いますが、再婚で本当の幸せを掴んでいる人もたくさんいます。
幸せな再婚をするためには、今の夫婦関係をしっかり清算しておく必要があります。
決め事は曖昧にせず、キッチリ書面に残しておくと安心です。
パートナーが信用できない場合は、公正証書などを残しておくことも検討してください。
離婚は冷静に考えて決断しよう
離婚したいと思ったら、どんな理由であれ衝動的に行動せず、冷静な状態で決断するようにしてください。
怒りや悲しさで突発的に離婚を決めると、後悔することが多くなります。
どんなに辛い結婚生活を送っていても、離婚を決める前には、本当に離婚しか道はないのか、しっかり考える時間を作ってください。
1人で考えていると視野が狭くなってしまうので、周囲の人に相談したり弁護士の意見を聞いてみたりするのもおすすめです。
相手の不倫で離婚したい場合は、離婚に関する知識をつけて、不利にならないよう準備して離婚を切り出すことも忘れないでください。
あなたが本当の幸せを掴めるよう、早まった決断はしないよう注意してくださいね。